今日は遊びの日。

毎日、「遊び」の気持ちを持って、暮らしたい。

弱点克服のための本を処分する。

以前に書いたとおり、最近は自己啓発的な本は買わなくなったのだけれど、昔よく買った、というのは、そこが「弱点」だったからだと思う。

 

kyo-asobi.hatenablog.com

 

そういう目で本棚を見渡すと、同一カテゴリーに複数の本を持っていることに気付く(趣味の本は別ね)。

振り返れば、「弱点」を補うために、買って、読んで、でも克服した訳ではないので、また別の本を買って、の繰り返しだったように思う。

例えば、筋トレ関係の本、独学の方法みたいな本、健康に良い食事の摂り方、良い睡眠の摂り方、シンプルライフに関するもの・・・

 

今はあまりそういうことを「弱点」と考えなくなったのは、次の3つの理由からだと思っている。

 

一つ目は、あれもこれも、じゃなくて取捨選択できるようになったこと。ある意味、諦められるようになったこと。

仕事が忙しい時には、外食でもいいじゃないか。ジャンクフードでもいいじゃないか。ていうか、それしか無理。どんなに頑張っても無理。

みたいな感じで、仕事を優先するなら、それ以外には多少目をつむる。目をつむれないなら、仕事を調整する、ということだと思う。そして、切り捨てた物事に未練を持たないこと。

やはり、人間の能力や体力、それに時間も有限なので、何もかもすべて理想的な形に到達することはスーパーマンでない限り難しいし、自分がスーパーマンではないということもよく分かったのだ。

 

二つ目は、本を買うだけではダメで、自分が実践しないと身に付かない、ということが腹落ちしたこと。本を読んでも、実践しない限りは同じところで足踏みしているのと同じで、違う本を読んだからといって1歩進むわけではない。現状を変えるのは行動しかない、ということが、ようやく身についた気がする。

 

そして、最後の三つ目は、効果が現れるにはある程度の時間を要するということ。このため、行動の継続が必要であること。

昔は「即効性」を求めていたんだなあと思う。現実には、即効性のある行動はそれほどなくて、地道に継続してきたことがある時点で実を結ぶ、ということではないかと思う。

本を読むのは時間もかからず簡単で、難しいのはその後の実践と継続。本来は、1冊本を買ったら、まずはその内容をしっかり実践する。うまくいかなかったら、アレンジするなど調整して自分の物にしていく。そういう事が、若い頃の自分に不足していたことなんだろう。

 

筋トレや食事など、専門家が書いている本は内容が充実していて、きちんと実践したら健康にいいと思う。でも、専門家でもなく、他に仕事なども持っていると、本の内容をすべて実践することは到底不可能で、プレッシャーしか生まれない。しかも複数あるしね。

もう少し、手を抜き、気を抜き、自分にできる範囲で実践していけばいいんだと、もう読まない本をブック〇フ行きの段ボールに収めつつ、思っている。昔は、そんな本なんかなくても、人間は生活してきたんだしね。