今日は遊びの日。

毎日、「遊び」の気持ちを持って、暮らしたい。

原典を読もう。

書店に平積みになっている新刊本の中には、自己啓発系の本が数多くあって、つい手に取ってしまう。こちらはすでに勤続30年を超え、本を読むだけでは仕事はうまくいかないと分かっているけど、立ち読みして魅惑的なフレーズが目に入ると、フラフラ~とレジに持って行ってしまう悲しさよ。分かっちゃいるけどやめられない、というやつ。

家に帰って一度は読むけど、その後は本棚にしまい込み、何が書いてあったかはあっという間に忘却の彼方。似たような本、数知れず。みんな何年か経ったらブッ〇オフに運ばれていく運命。こっちの方も、分かっちゃいるのです。

こなれた自己啓発本よりも、なるべく原典・古典にあたろうと心がけてはいるものの、考えながら読まないと理解しにくいので時間がかかる。翻訳が古かったりしたら、まず読みにくいしね。手軽な本を数多く読んでも頭に残らず、少数の本をがっつり考えながら読む方が身につくってことはわかっているけど、コンビニエンスの魅力にあっさり負けてしまうのだ。

そんな状況が長らく続いたのだけど。

最近、偶然、YouTubeで本を要約してくれるチャンネルを見つけたので、それを家事のBGM替わりに聴き始めたら、自己啓発本を買いたい気持ちがスッと消えた。魅惑的はフレーズはYouTubeで語ってもらえるから。

そして、数か月ずーっと聞き流した結果、同じようなことを表現を変えて書いているなあ~と心底思った途端、YouTubeを聴くのもスパッと飽きた。

子供の頃に読んだ本には、装丁や挿絵、セリフまではっきり覚えているものが多いけど、それは同じ本を何度も何度も読んだからなんだろうと思う。今は読み捨てるように乱読しているけれど、本当に読みたい本・読むべき本をゆっくり繰り返し読む方が、本質的には効率的なんだろうね。効率的って変だけど。