スマホ決済は便利だけれど、思い浮かぶだけでも〇〇Payというのが5~6種類あり、いったいどのPayが便利なのか、迷ってしまう。
今までのポイントカードみたいな感じで、似たようなサービスが提供されがち。
最初にサービスを開始した会社のポイント還元施策や、コロナで非接触型の金銭授受が求められたことなどで利用者が増加したため、いろんな会社が参入したのだろうけど、結局利益を食い合っているのでは。
個人的には、「スマホ決済」というカテゴリーの中で、利用できる店舗の多さ・使いやすさ・ポイントの溜まりやすさ…などこまやかな違いでレパートリーをとり揃えるよりも、「スマホ決済に並ぶ何か」を作り上げる方に、より注力してほしいと思う。
スマホ決済だけじゃなくて、例えば「マスク」を例に挙げても、材質、色、柄、装飾など様々なバリエーションのマスクを開発し販売する、というのじゃなくて、「マスクに代わる物」の開発の方が大事では、という気がしている。
この、「こまやかさ」は、消費者にとってとても居心地の良いものだと思う。でも、「使いやすさの追求」とか「いろんな嗜好への対応」とか、あまりにも細かい点に向けて違いを創出するのではなく、もっと別の観点で新商品開発をする方が、経済の発展という観点では望ましいんじゃないかな。
少し前に、デジタル化推進の話を書いた。
最近は、自治体によっては固定資産税もPay払いできるみたいだけれど、使用できるPayの種類は自治体によって異なる様子。
これも、JapanPayみたいなのを1つ作って、国や自治体への支払いはそれに統一したら、各自治体が個別にシステムを作らなくても済むんじゃないかなと思う。
ついでに、各種申請用紙や印鑑証明書などのフォーマットも全国統一したらいい。ネットから申請できるようにすることもね。
全国の自治体で個別に開発するのは、時間もお金も本当に無駄なので、中央でまとめて開発して、あとの自治体は利用者になるだけ。浮いた時間やお金を、地域の活性化などの施策に向けるようにしてほしいと思っている。
こういうことは、デジタル庁で対応してくれると思っているけど。