加藤登紀子さんのコンサートは初めて。
「知床旅情」くらいしか知らなかったのに行こうと思ったのは、加藤登紀子さんが来月80歳になると知ったから。
老親が要介護であることを見るにつけ、老年のことを思い不安になるので、元気な老後の人生をイメージしたかったから。
結果として、老年云々以前に、行ってよかった!
休憩20分を挟んで、実質2時間歌いっぱなし。声も艶やか。
若い頃のコンサートには行ったことが無いので、比較はできないけれど、十分な声量で、聞きほれた。
「あと1年、生き延びましょうね」と最後に話されていたけれど、こうして、あと1年、あと1年、と思いながら、ヴォイストレーニングなど続けているんだろうなあ。そう思ったら、あまり先のことを考えすぎず、今できることをしっかりやる方がいいよなあ、としみじみ思う。
来年も、行こう。
ところで、加藤登紀子さんが来月80歳、観客もご年配の方が大半。一番多い世代は70代のような感じ。そして、女性が8割くらい。男性は、男性同士とか男性1人、とかよりも奥さんと一緒に来ている人が大半でした。
近くの席の人と話したら、その方も80歳。めちゃくちゃ若々しい。
コンサートに来る人というのは元気な人なんだろうけれど、元気なご老人の集団を見ると、なんていうか、楽しい老年時代をまざまざと見ることができたようで、当初の目的の「元気な老後の人生のイメージ」もしっかり持つことができました。