人にはいろんな悩みがあるけど、その人独自の悩み、というのは無くて、基本的には遠い過去から、人間は同じような悩みを抱えて生きてきたと思っている。(当然、シチュエーションは各々違うけど)
だから、私は、苦しい時には本を読む。
時には解決の糸口を見つけられたり、時には自分とは別の捉え方を知って気持ちが軽減する事もあるけど、どんな場合でも、解決するには自分でなんとかしないといけない。
周りの人に相談する方が具体的アドバイスをもらえていいかもしれないけれど、それでも、そのアドバイスを活かすのは自分の役目。
こんな風に悩むのは、大昔から人間がやってきたことで、私のオリジナルな悩みじゃない、と思う事も、ちょっとは気持ちの軽減になると思っている。
最近こんな本を買った。
- 価格: 1320 円
- 楽天で詳細を見る
著者は、ホスピス医をされている方で、25年間に3000人の患者さんを看取られた方。
自分にはこれまで、「成し遂げた」と胸を張って言えることがない。
自分の人生に、意味はあったのだろうか。
書店でこの本を手に取った時、同じようなことを考えている時だった。(楽しかったことや出来たことなどはあるとしてもね)
本に書かれているところでは、そのように思われる患者さんも、時間をかけて、丁寧に自分の人生を振り返り、人生の意味を考えるうちに、自分なりに生きてきた、と気持ちを昇華されていくのだそう。
「もしあと1年で人生が終わるとしたら?」
ゆっくり、考えながら読もうと思っている。