ゴールデンウィーク5連休の後半はのんびり過ごしていたのだけれど、じゃあ何をしていたかというと、AmazonPrimeVideoやYouTubeを観、時々ネットサーフィンし、リコーダーをちょっと吹き、スマホゲームをし、というような感じ。
積読の本には手も触れず。
音楽のCDやAmazonMusicはかけもせず。
神社仏閣に出掛けもせず。
そういえば、最近行った美術展2件とも、そんなに熱心には観なかったなあ。
これらは、どれも、長年「趣味」と思ってきたのに、いざ時間ができても、手を付ける気がしないのは何故だろう?
例えば本なら、本屋では「あー、これ読みたい!」と思うのに、買って帰った後は読む気が薄れてしまって、積読になるばかり。
美術展も同様で、雑誌や美術館のHPで調べている時は「良さそう!観たい!」と思うのに、いざ行ってみると「う~ん」という感じ。
このゴールデンウィークだけでなく、普段の週末も同じような感じで、休日を楽しめなかった。
特に本は、子どもの頃から自分の根幹のような趣味だったので、その本を読まない自分を受け入れられない気持ちがあった。いろんな成功体験とも繋がっているようにも思うので、読書を取ったら何が残る?って気持ちもある。
ここのところ、そういうことをちょっと悩んでいて、うっすらと思っているのは、本については「好きな本」と「読んだ方がいいと思っている本」の2種類が自分の中でうまく整理できずに混在していて、いつの間にか買っているのが後者ばかりになってしまい、結局読まないのだろうということ。認めたくないけれど。
そんなアホなこと。
と思うかもしれないけれど、「読んだ方がいいと思っている本」というのが、仕事の本ならまだ分かりやすいけれど、人文系の本なので、「好きな本」だと頭が思い込んでしまっていたように思う。もしくは、そう思いたかったか。
誰に命じられた訳でもないのに、自分で「読んだ方がいいと思って」しまうのも変な話だけれど。
まあ、「興味の範囲を広げたい」という気持ちがあったという面もあるとは思うけど。
いずれにしても、「本」とか「美術」などのカテゴリーの中で、自分の「好きな分野」と、「知っておきたい分野」「知ってみたい分野」をちゃんと切り離して捉えるのが、今の私に必要なことだと気が付いた。(当たり前か)
まあ、自分の首を自分で締めずに、もっと気楽に生きたらいいじゃないか。と思う今日この頃。
当分は本屋には行かず、自分の本棚の本を再読しながら、少しずつ、「読んだ方がいいと思ってい」た本を処分していこうと思っている。
そうしたら、また昔のように、読みたくてたまらない、という気持ちで本を読めるかな。