何回か転勤しているので、物を買った時期を思い出したい時は、「あの部屋にはあった」とか「あそこから戻ってから買った」とかの思考で思い出すことが多い。
そういう風にして、ホームベーカリーを買った時期をたどると、おそらく10年くらい前に買ったのだろう。
普通の食パンはもとより、ライ麦粉や全粒粉を使って焼いたり、フランスパンモードで外側がカリっとした固めのパンにしてみたり、と長らく愛用してきたけれど、ここ2年は使っていない。
コロナ禍で家にいる機会が多かったので本来はもっと使って良かったはず。スーパーマーケットで買う食パンよりは断然美味しいパンを作れるのに。
理由は分かっている。
一人だと一斤食べ切るのが大変だから。
若い頃は、4枚切りでも食べたけれど、今は6枚切りの半分で丁度いい。食パン一斤焼くと、12食分になってしまう。
最近、スーパーマーケットには3枚入り食パンが売っているので、それを買ったりもするけれど、あまり好みの味ではない。量をあまり食べないからこそ好きな味のものを食べたいのだよ…
そんなこんなで、禁じていたスコーンを再度焼くことにした。
6個分焼くことにして、砂糖を減らし、替わりにブルーベリーを入れる。そんなに負担ではないけれど、手間は手間。
味の好みを取るべきか、手間の多寡を取るべきか・・・
もう、スコーン作りに邁進することにして、ホームベーカリーは断捨離しようと思っていたのだけれど、手間を考えて躊躇する日々。ホームベーカリーってすごく楽チンなんだよね。
これを書いていて思いついたのだけれど、一度、ホームベーカリーで半斤で作ってみようかな。一斤で12食分、半斤なら6食分。これなら許容範囲かもしれない。作れるかどうか分からないけれど。
それでうまくいかなかったら、もう、ホームベーカリーは処分して、時にはスーパーマーケットでパンを買い、時にはスコーンでも焼くとするか。