金銭感覚って、支払い慣れだと思う。その支出項目で、支払い回数が多い金額帯が金銭感覚になるのかなと思っている。
思い出すのは大学の新歓コンパ。
学食の４Ｆだったかを貸し切って、先輩方が開いてくれた。ただ、参加者が予定通りでなかったらしく、私たちも3,000円の参加費を求められた。
え、3,000円？
すごく驚いた記憶がある。なにしろ、その前月まで、高校生の時はお小遣い月5,000円だったから。
それから何度も飲み会を経験した。最初は3,000円を「高い」と思っていたのが、そのうち「普通」になる。5,000円の飲み会が増えてくると、最初の何回かは「高い」と思ってもそのうち「普通」になる。何度も経験しているうちに、支払い慣れて「それが普通」と思うようになっていく。
ちょっといいもの、もっといいもの。
最初はそう思っていても、何度も経験すると、だんだんそれが普通になっていくんだよね。金額も、内容も。
新歓コンパ3,000円の驚きを、忘れないようにしたいと思っている。
