「猫のしっぽ カエルの手」は、NHKの番組。
イギリス出身のハーブ研究家のベニシアさんが、京都大原の築100年以上の古民家に住み、ハーブを使った暮らしや、近隣住民と交流している姿を描いたもの。
地上波では2013年から(BSでは2009年から)放映されているので、約10年前にベニシアさんを知ったことになる。
自然に囲まれて、ハーブを育て、生活に活用する手作りの暮らし、ベニシアさんの穏やかな話し方を観て、とても穏やかにゆったりと生活されているのだと思っていた。
そのベニシアさんが6月に病気で亡くなった。
最後のインタビューとされる動画を観たら、忙しい毎日を送っておられたよう。
インタビュアーに、「いつもいつも忙しくしていたことが、病気になった原因の1つと思っている」と話されたとのこと(動画の10:00頃)。
また、最後に、視聴者に向けて「働き過ぎないでください」(同12:00頃)とのメッセージを残された。
「時間のあるゆったりした暮らし」を体現されているように、勝手に思っていたけれど、実はそうではなく、ご自身では「働きすぎ」と思われていたんだと知りました。
働き方や、働く期間について、よく考えてみようと思います。
インタビューの最後のベニシアさんの言葉です。強い人だったと思います。
ベニシアさんのご冥福をお祈り申し上げます。
ー私は死にたいわけではないですが、
でも死んでしまっても、それはそれでいいのです。
私はベストを尽くしました。
私は自分にできることをしようとしたし、
そういう状況(=目が見えない)なら、そういう状況でいいじゃないかと。
だから怖くありません
起こるべくして起こったのだと思います。
だから、1日1日をどうなるか見てみましょう。ー