面倒な事は嫌いなくせに、家計簿はつけている。
2013年半ばから、「家計簿AndroMoney」というアプリを使って、すでに8年半。
とはいっても、そんなに細かくつけている訳ではなくて、例えば、近所のスーパーで買い物した時は、
食材 〇〇円 〇〇スーパー
と入力するだけ。
食材と日用品が混じっていても、気にしない。
それに、例えば、自動販売機でお茶を買った時など、細かい支出はつけない時もある。
それでも、1ヶ月に使った金額がだいたい分かるので、これで十分。
私の家計管理の目的は、節約のためではなく、自分を養うための費用を把握する事だから。
家計管理としては、AndroMoneyの他にもう一つ。
水道光熱費など口座から引き去りされる金額を、別途大学ノートに書き留めている。
ノートの見開き1ページで1年間。
縦に1月から12月。横に、費目。費目は、
- マンション関係(管理費、修繕積立金、固定資産税)
- 年払いのもの(NHK受信料、保険料)
- 月払いのもの(スポーツジム、リコーダー授業料、アプリの課金など)
- 電気
- ガス
- 水道
- 通信費
- 生活費
最後の「生活費」というのは、AndroMoneyの1か月の合計額を転記したもの。
この、ノートの見開き1ページを見ると、1か月にかかる費用、年間にかかる費用を把握できる。
8年間こんな風にノートをつけると、だいたい毎年同じような金額で暮らしている感じ。年によって支出に波がありそうなのに、年間合計額がほぼ同じということは、自分が心地よく暮らすための金額は、おおむね一定らしい。
物価高とか、増税とか、貧困老人とか。
ネットでも書店でも、将来を悲観する記事や本を目にすることが多いけれど、その元ネタの数字は他人の家計を平均した数字。
それよりも、自分が自由に心地よく暮らすために必要な費用を知って、その金額で将来を考える方が、よほど現実的に考えられる。
将来について、漠とした不安感に苛まれるのではなく、地に足をつけて考えたいと思っている。