今日は遊びの日。

毎日、「遊び」の気持ちを持って、暮らしたい。

外食は近所で。

働き始めた配属先は、ブラックで飲み食いにお金をかける部署。今はそうでもないけれど、業務を21時で切り上げて、さぁ、飲みに行くぞ!とばかりに浮き立つ上司や先輩に連れられて、最初は渋々、後にはすっかり馴染んで、散々飲んで食べてしゃべって過ごしてきた。

飲み会の場所は、会社の近くか、繁華街。大阪で言うと、新地や梅田、難波あたり。家の近くで外食するなんて、考えたことがなかった。そういう生活を長い間してきて、きっとこの先もずっと続くのだと思っていた矢先に、コロナ禍が始まった。

飲み会がすっかり無くなって約2年。その間に、結局会社の同僚はいつかは離れる間柄で、最後に残るのは自分と家族なんだなあと、ストンと腹落ちした。その頃からかな、外食も近所が落ち着くと思い始めたのは。

普段着でふらっとご飯を食べに出る。今なら、初夏の日長でまだ明るい道をのんびり歩いて馴染みの店に着く。お酒を1〜2杯。ゆっくりご飯を食べて、お店の大将とちょっと話す。ほろ酔いで、ぷらぷら歩いて帰る。

新地のお店で大勢で盛り上がるのもいいけれど、こういう日常的な楽しみもまた、いい。それに気付く事ができたのは、良い事が少なかったコロナ禍の中で、良かった事のひとつだと思っている。