会社の定年が60歳から65歳に延長になったこともあり、同年代の人達と「いつまで働く?」と話す機会が増えた。
「65歳まで」派が想像以上に多くて驚くばかり。
「生活費のため」の理由もあるけれど、「会社を辞めると、時間が有り過ぎてやることが無いから」という理由も結構ある。
確かに、今でこそ「ワークライフバランス」が普及しているけれど、私たちは「24時間働けますか」の世代。今まで仕事中心の生活を送ってきた。だから、仕事の時間がぽっかり空くと、やることが無い、というのも分かる気がする。
でも、会社に永遠に居続けることはできないから、「やることが無くなる」のが60歳からなのか65歳からなのか、の違いなのではないかなと思う。
そうなると、むしろ、65歳になって「やることが無い」という方が状況が悪いのではないか。
そうならないためには、ある程度の年齢になれば、仕事から家庭・個人の生活に、軸足を移して考えていかないといけないと思っている。
会社を辞めた後に「やること」というと、すぐに思いつくのは「趣味を楽しむ」ことだろう。私もそう思っているけれど、その中に「体を使う趣味」を含めるのがポイントじゃないかと思っている。
例えば、次のような感じ。
- 読書 ⇒ 小説やブログを書く。ボランティアで朗読をする。俳句や短歌を詠む。
- 絵画鑑賞 ⇒ 油絵や日本画、イラストを描く。写真を撮る。
- 音楽鑑賞 ⇒ 楽器を弾く。歌を歌う。
- スポーツ観戦 ⇒ テニスやゴルフなどをする。
「読む」「観る」のような、出来上がった物を楽しむ系の趣味だけでは、時間が余る気がする。
その他、散歩や街歩き、旅行、書道もそうだし料理もそう。自分の体を使う活動に時間をたっぷり使ってチャレンジして、ライフを充実させたいと思っている。