今日は遊びの日。

毎日、「遊び」の気持ちを持って、暮らしたい。

終わりを決める。

子供の頃から本が好きで、友達の家に遊びに行っても、そこで本を読んでいる子供だったらしい。友達は飽きてしまって外で遊んでいるのに、私だけ友達の家に残って本を読んでいるので、友達の親からは本好きの子だと好評だったらしいが、友達がどう思っていたかは、今となっては知るすべもない。

学校から帰るときに図書室で何冊も本を借りて帰り、家に帰った途端、和室に寝転がって読み耽った。たくさん本を借りていくが本当に読んでいるのか?と怪しんだ先生から、本の内容を聞かれたりしたそうだ。

日が暮れると和室に入る日差しの向きがどんどん変わっていく。日差しの差す方差す方に移動していき、最後には障子を少し明けて光を入れながら、本を読んでいた日々。

そんなことができたのは、ご飯を作ってお風呂を沸かすといったことをすべて母がしてくれたから。今となって、本当にありがたい事だと感謝してもしつくせない。

 

大人になった今、何かに夢中になる事はあっても、気の済むまで没頭した後、食事の支度に後片付け、お風呂に洗濯、諸々が全て止まっている事に気付かされる。年齢を重ねると、日々の食事や睡眠を削るとそれなりにダメージが大きいので、夢中になるにしても歯止めが必要なんだよね、残念だけれど。

本を読むとかテレビを観るとか、何かを始める時、終わりを決めるようにし始めた。何時間読もう、とか、何ページ読もう、とか。終わりを意識すると、中身が濃縮される感じもする。意識して始めて、意識してやめる。自分をうまくコントロールして、趣味にうまく没頭していきたいと思っている。