半年くらい前、落合博子著『美容常識の9割はウソ』という本を読んで、基礎化粧品の使い方を見直そうと思った。著者は、国立病院機構東京医療センターで形成外科医長をされている人で、つまり、皮膚を健全に再生させるプロ。
この本によると
- 肌にはバリア機能があり、「異物」を浸透させないようにしている。
- このため、化粧品が浸透するのは、肌の一番上の角質層まで。
- 角質層の細胞はすでに「死んでいる細胞」で、しばらくすると垢となってはがれてしまうもの。
とのこと。
そして、肌が美しくなる秘訣はバリア機能をしっかり維持することで、乾燥した場合、肌の成分に近いオイルやワセリンなどで肌を保護する膜を1枚補うのがいいらしい。それに、化粧品はそもそも治療目的のものではないので、劇的に何かに効くということを期待してはいけない、とのこと。
そんなの無理。化粧品のCMとかパッケージには良いコトがいっぱい書かれているから、つい期待してしまう。
とか思いつつ、この本を読んでからは、化粧水などをやめて次のようにしている。
それまで、クリームを塗るのは化粧水や乳液を塗った最後だったから、洗顔後の顔に直接クリームを初めて塗る時はすごく抵抗があったけれど、すぐに慣れた。もう半年以上経過したけれど、特に肌には変化がない(と思う)。
変化がないならこれで良し、と思っていて、手入れは楽になったし、基礎化粧品類の買い物もクリームと日焼け止めだけになって楽になったし、で、やって良かったと思っている。
この本、他に、「無添加化粧品」「オーガニックコスメ」「天然成分由来」などの説明や、顔のマッサージやスチーム美顔器などについても説明されていて、参考になります。とは言っても、もともと美容への感度が低いので、時々読み返さないとすっかり忘れていたりするのだけれど。