今日は遊びの日。

毎日、「遊び」の気持ちを持って、暮らしたい。

人生は死ぬまでの暇つぶし。

おとぎ話の中には、いつまでも若いままで死ぬことのない不老不死の話がたくさんある。西遊記でも神仙たちは不老不死だし、孫悟空は9千年に1度実る仙桃を食べたので寿命は天地と同じくらいあるという。アニメにだって、千年女王や銀河鉄道999(年代バレますね)では、永遠の命を持って宇宙を彷徨うヒーロー・ヒロインが数多く描かれている。

子どもの頃、世界はせいぜい家と学校くらいで狭かったし、人生経験もほとんどないから、永遠に生き続けることに憧れた。永遠に生きて、いろんなことをやり尽くしたい気持ち。

当時は「人間はいつか死ぬ有限の命だから良いんだ」みたいなセリフ(これも確か銀河鉄道999)には全く共感できなかったけれど、大人になって長く経つと不老不死ってそんなに良くないかもと思うようになった。

「永遠に生きて、いろんなことをやり尽くしたい」と思っていても、やり尽くした後、何をして生きていくんだろう。それに、終わりがあるから今行動できる、ということもある。人生は死ぬまでの暇つぶし、とはよく聞くけれど、永遠に暇つぶしなんてできるものじゃない。銀河鉄道999の登場人物に物憂げな印象があるのは、そういう理由もあるかもしれない。

いろいろ考えても不老不死になる訳ではないけれど、テレビ番組やゲームなどにスッと飽きが来たところでつらつら考えた。今は本を読んで暮らすのがいいかな。永遠に読めるかどうかは分からないけれど。