去年も行った、大阪城公園の梅林。
大阪城公園のHPには毎年梅の開花状況が掲載されるので、それを見てから出かけるのがおすすめ。2月上旬ギリギリの日程で、満開でした。
今年の狙いは、梅の香りを確認すること。
『古今和歌集』には梅の香りが詠まれた和歌が何首かある。例えば、詠み人知らずのこの歌。
折りつれば 袖こそ匂へ 梅の花 ありとやここに 鶯の鳴く
(梅の花を折ってきた私の袖に、梅の香が漂っている。その香りに、鶯は花があると思うのだろうか、私の傍まで来て鳴いているよ)
情景は目には浮かぶけれど、梅の香りが浮かばない。
という訳で、今年は梅を見る、というより、梅を香りを目的に行ってきた。
香りを言葉で表現するのは難しいけれど、私には、「甘い」というより「爽やか」に感じました。匂いに集中すると、梅林全体がうっすらと香りに包まれていて、とてもいい気分。
香りの良さに気づいた他に、去年までは紅梅がいいなと思っていたけれど白梅もまたいいなと思った今年の梅でした。