中之島香雪美術館は、朝日新聞社の創設者、村山龍平が収集した美術品を所蔵している美術館。本館は神戸市にあり、2館目として2018年に開館したもの。
大阪の中之島の、旧フェスティバルホールや旧朝日新聞社ビルを建て替えた後に建った、中之島フェスティバルタワーの中にある。
今回、伊勢物語絵巻が観られるとのことで、行ってきた。こんなの。
香雪美術館には17枚の「伊勢物語図色紙(香雪本)」が所蔵されていて、現物をじっくり観ることができる。
面白かったのは、同じ場面を書いた複数の色紙を並べて(一部は画像)、それらの違いを解説されていたこと。
見応えのある美術展だった。
伊勢物語は、世紀の美男子在原業平の生涯を、恋愛や別離、旅などについて、和歌をちりばめた125段の短編から成り立っている。
各話が「昔、男ありけり」で始まっており、いくつかの段は学校でも学んだ記憶がある。かきつばたとか筒井筒とかね。
もうすっかり忘れていたので、家に帰って『伊勢物語』を再読してみた。
話は逸れるけれど、今から思えば、小中学校だけでも、いろんなことを学んでいたんだなあと思う。伊勢物語などの古典もそうだし、私が今はまっているアルトリコーダーもそう。
当時はなんとも思わず授業を受けていたけれど、小中学校で学んだことのいくつかを掘り下げて新たな趣味にするのもいいかもしれない。
美術館や博物館に行くのは好きなのだけれど、閉館時間が早いので平日に行くのが難しいことが困った点。
だいたい17時までで、入館は16時半までの所が多い。最近は、特別展示をしている期間の金曜日は20時まで開館しているところもあるけれど。
勤務後の夜、飲み食い宴会以外のナイトライフの選択肢がたくさんできればいいなあと思っている。