今日は遊びの日。

毎日、「遊び」の気持ちを持って、暮らしたい。

四天王寺精霊会に行ってきた。

四天王寺の精霊会(しょうりょうえ)に行ってきた。

 

精霊会とは…

毎年4月22日、聖徳太子の命日を偲んで行われる、四天王寺の行事の中でも最も重要で大規模な法要です。千四百年の歴史を持つ聖霊会は、四天王寺一山式衆の声明法要と天王寺楽所による舞楽が一体となった古の大法要を今に伝え、特に四天王寺聖霊会の舞楽は国の重要無形民俗文化財の指定を受けています。豪華絢爛な絵巻を彷彿とさせる舞楽を無料で鑑賞していただけます。(四天王寺HPより抜粋)

 

大阪在住ながら一度も行ったことが無かったので、今年はたまたま土曜日に当たっていたこともあり、行ってみた。

右手に見えるのは、六時礼賛堂(重要文化財)。

1日6回法要が営まれるところから、この名前が付けられたとのこと。2023年4月から2026年3月末までの3年間は耐震工事が行われるため、お参りは別の場所に移転している。

お堂に五色幕が掛けられたところは、とても華やかでいい。

 

お堂の前の橋のように見えるのが石舞台。.

赤い4つの飾りは曼殊沙華。

大きな太鼓も東西に一つずつ飾られている(下に見えるのは1つだけ)。

 

この石舞台の上で、僧侶による声明や雅楽、舞が奉納される(重要無形民俗文化財)。

ちょっと小さいけど、こんな感じ。

石舞台の上で、極彩色の衣装に、金糸が煌めく。

五色幕もそうだけれど、昔はほとんど自然の色ばかりで、現代みたいにいろんな色彩が溢れていなかったから、このような光景は今よりもっと華やかに、厳かに見えただろうと思う。

 

上から見るとこんな感じ。(写真は四天王寺HPから拝借)

 

ちなみに、この石舞台は、日本三舞台の一つ(あとの二つは、大阪の住吉大社の石舞台と、広島の厳島神社の板舞台)。

 

雅楽などに興味があれば、ぜひ一度行ってみてほしい。

ただ、声明を聴けるのはとても良かったけれど、写真の通り横からしか見えないのが残念なところ。

 

また、ホームページには「開始12時30分」としか書いていないけれど、終了予定は17時。長丁場になることを、行って初めて知りました(調査不足)。

 

結構疲れるので、一度YouTubeで動画を観られてから、行くかどうかを決めるのをお勧めします。また、当日も生配信しているので、そちらを観るのもお勧めです。

 

 

来年行かれる方、そして来年の私のために、備忘を書いておこう。

 

〇開始時間について

  • 晴天の土曜日だったのに、12時過ぎまではほとんど人はいなかった。12時過ぎからどんどん人が増えて、最終的には三重くらいの人垣。早く行くと柵にもたれることができて楽だが、その分立ち時間が長くなるので疲れる。
  • 12時20分頃から説明のお話が始まる。
  • 12時30分に開始しても、最初は「道行」と言って、僧侶や楽人が入場するところから始まる。つまり、声明や雅楽はすぐに始まらない。ただし、道行は見学者の横を通るので、衣装や楽器を間近で見られるところは嬉しい。

 

〇見学について

  • 六時礼拝堂の東側(最初の写真の右側の天幕)にパンフレットや式次第が置いてあるので、先にそれを貰うといい。
  • 長丁場なのにずっと立ちっぱなしなので疲れる(私はごく最初の方でギブアップ…)。小さい椅子持参の方もいました。
  • 混むので、日傘ではなく帽子がいい。飲み物も忘れずに。

 

〇その他

  • 遠目になるので、小さい望遠鏡があればとても良い。私は6倍拡大の小ぶりの物を持参。持って行って本当に良かった。
  • 多分、全行程を見学できる体力は私には無い。欲張らず、毎年少しずつ違うタイミングを見学するのもいいかもしれない。