墓参りに行くと、我が家のお墓の周りに、ポツポツと更地が出来ていた。
昔は、全部、お墓が建っていたのだけれど、墓じまいをされたのだろう。
また、「連絡先を届けてください」など書いた札が長い間掛けられているお墓もポツポツ見かける。お参りされる人が無く、連絡が付かないのだろう。
昔のように、先祖代々同じ土地で一生を過ごすのであれば、お墓の心配はしなくてもいいだろうが、今のように、住むところを自由に選ぶ時代には、お墓を保ち続けるのはとても難しい。
転勤などで別の土地で暮らしていると、そこから墓参りにはなかなか来れないし。
という訳で、いずれ墓じまいをしないといけないのであれば、何をすることになるのか、霊園事務所に聞いてみた。
1.今、お墓に入っている霊を移す先を決める。
選択肢としては、次の3つ。
- 今の霊園の中にある、永代供養用の共同墓地
- 同じく、永代供養用の個人墓地
- 今の霊園以外の永代供養用の墓地
ちなみに、我が家の今のお墓も、お墓自体は永代だけれど、供養やお墓の手入れやは家族がすることになっている。上記の永代供養のお墓は、供養も手入れも、すべて霊園が行ってくれる。
2.霊を移す。
お墓からお骨を取り出し、永代供養用の墓地に移す。
もし、今のお墓と異なる市町村に移す場合は、改葬許可証が必要となる。
費用は、今のお墓に入っている霊の数で決まるとのこと。
3.お墓を更地にする。
概ね、30~50万円くらい(お墓の広さによる)とのこと。
我が家の場合、霊園の永代共同墓地に移す想定で、50~70万円くらいの見込み。
どこに移すかで費用や手続きが変わってくるので、相場がこれくらい、とか言うのは難しいけれど。
だいたいのことが分かったので、あとは、本当に墓じまいするか、するならいつするか、だなあ。