森見登美彦氏の著書、『有頂天家族 二代目の帰朝』を原作にしたアニメーションの主題歌が、この歌。作詞作曲：milktub。
世の中には、リスクを取って新しいことにチャレンジする人もたくさんいると思うけれど、私はどちらかと言えば保守路線を歩いてきた（まあ、正反対の感想を言う友人もいるので、主観的な差異はあると思うけれど）。
リカバリーできる程度のリスクしか取らずに生きてきた対価として、安定した生活基盤を構築できてはいる。
それはそれで当然「良い」と言えることなのだろうけれど、その反面、安定的に生きすぎてしまったという気持ちを拭い去ることができない。
過ぎ去った時間を戻すことはできないけれど、時は人生100年時代。先はまだまだ長いじゃないか。これからやりたい事にチャレンジするのも、遅くない。
その気持ちに一番ぴったりくるのがこの歌詞。
『有頂天家族』は、京都を舞台にした、狸と天狗と人間の三つ巴の人間？模様を描いた作品。アニメーションの主題歌なので、ストーリーに寄せた歌詞になっている（「化かす」とかね）けれど、それも含めて、私の人生のテーマ曲の一つと思っている。
「成せば成る」と人は言うが
成るがまま成せばいい
流れる河浮かぶ小舟
何処に行くのだろうか
行き先など予想できぬ
それが面白き事
志は高く目標は低く
阿保を混ぜりゃ結果
愉快になれる
成るがままに騒ぐままに
トラブルすらも燃料さ
波風立たない人生は
ちょっとばっかりつまらない
お気楽に極楽に
今日もバカして行こう
生きていればピンチだらけ
余裕無くなるけれど
慌てつつも楽しめれば
それは面白き事
どうなるかだなんて
わかっちゃいるが
阿保の血が燃えて
愉快にしてく
成るがままに騒ぐままに
悪巧みならお任せだ
心配ばかりじゃ野暮ったい
居ても立っても居られない
成る様に成す様に
今日も化かしていこう
あるがままにありのままに
思いついたら吉日さ
大事な物さえ変わらなきゃ
寝ても覚めても愉快なり
成るがままに騒ぐままに
トラブルすらも燃料さ
波風立たない人生は
ちょっとばっかりつまらない
お気楽に極楽に
風に任せて行こう
今日もバカして行こう
「いつでも波風立てるよ
ずんずん立てるよ
いつでも平和を乱だすよ
ガンガン乱すよ」
