ご飯が美味しかったり、お風呂に入って気持ち良かったり、少し長く走れるようになったり。
目立たないけれど、世界には楽しいこと、嬉しいことがたくさんある。
だから、私は、健康を維持して、少しでも長生きして、この世界の楽しさを満喫したいと思っている。
もちろん、生きていれば、嫌なことや不愉快なこと、理不尽な目にあうこともあるし、落ち込んで、世界の終わりのように思ったりしたことも、数えきれないくらい、ある。
出口治明さんが、著書『還暦からの底力』に「人生の楽しみは、喜怒哀楽の総量で決まる」と書かれている。
これは、楽しいことがあって「+100点」、悲しいことがあって「ー100点」、合わせてプラスマイナスゼロ点、と考えるのではないよ、人生の喜怒哀楽の振り幅の総量(上の例では、100+100=200)が、人生の楽しみを決めるんだよ、ということ。
苦しみ悲しみの真っ最中には、そんな風に考えることは難しいけれど、世界に溢れている楽しみをできる限り満喫して、生き切りたいと思っている。